バイヤーの河原です。
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
一日も早く様々な事態が好転していくことを切に願っています。
生きるということは、食べるということでもあります。
大切な『食』にかかわる職に就いているということを改めて認識し
食について掘り下げ、フルーツの大切さを皆様に広めようという想いで
これからも発信させていただきます。
さて、皆さんはレモンを食べていますか?
私は、レモンを食べる習慣はありません。
レモンといえば、から揚げにかけたり、料理の調味料としてかけたり
恥ずかしながら、それぐらいしか接点が見当たりません。
つまりレモンは食べるものではないフルーツという認識だったのですが、
今日紹介させていただくのはレモンを丸ごと(つまり皮ごと)食べてほしい
という想いでレモンを作っていらっしゃる河合さんの有機無農薬のフルーツ
レモンです。
浜松の西隣の町、愛知県豊橋市の河合果樹園さんは20年間無農薬レモンを
作り続けています。どうして無農薬にこだわっているのか?
そのわけは、
「皮ごと食べないとレモンの素晴らしいところが半分以下しか味わえない!」
「安心して皮ごと食べるためには無農薬で作るしかない!」
「だからこの20年間挑戦し続けてきたのです!」
簡潔にそう説明してくださりました。
レモンにはビタミンC、Eや聞きなれないビタミンPなど豊富に栄養素が
含まれていますが、河合さんによれば皮ごと食べることで、通常の食べ方の
レモン5個分の栄養が取れるとおっしゃっています。
無農薬りんごで超有名な木村秋則さんはその著書で虫との戦いが延々と
つづられていましたが、やはり無農薬で作物をつくるには、虫との戦いが
本当にたいへん!ほとんど一日中園地を見回り、虫を見つけては除去して
いるそうです。
今はいいですが、真夏になるとビニールハウスの中は40度を超えまさに
限界を超えた努力をなくしてはあり得ないことなのだと改めて気付かされ
ました。
こうして作られた無農薬レモンは、外皮が薄くジューシーな身がたっぷり、
そのまま、みかんみたいに食べることができる甘さに仕上がっています。
(もちろん、レモンなので酸味はあります)
現在店頭にて極少量だけ販売させていただいております。
やはりこだわり抜いたモノは違う!そう感じさせられる逸品です。