こんにちは、バイヤーの河原です。
浜松地方はこのところ、天候不順が続き、農家さんにとって
とってもやりにくい(計画がたてにくい)ようです。
ですから、いつ収穫するか直前にならないと誰もわからない状態で
天気予報とにらめっこして、「よし!明日切るぞ。」なんて具合な
感じのようです。
さて、今日は加藤柑橘園さんのデコポン畑に来ています。
加藤さん?デコポン??
なんて思った貴方はかなりのShomeido通!
「加藤さんはネーブルですよね♪」なんて声が聞こえてきそうですが
今日はデコポンなのです。
約6年前にデコポンの樹を植えて、これまでじっくりと育ててきましたが
今年、ついに、本格的に収穫して初出荷を迎えようとしているんですね。
フルーツはなんでもそうですが、苗木を植えても翌年すぐに良い製品が
作れて出荷できるわけではありません。
納得のいくまで、、そう考えるとやはり5年くらいは出荷できずに過ごす
ことになります。これはよく考えるとたいへんなことですよね。
そのフルーツがきちっと育つ保証はありませんし、いいものが出来る頃には
いわゆるブームが過ぎて商品の値崩れが起きている可能性もあるでしょう。
改めて長期的な経営計画がないと、農家さんもやってはいけないことが
分かります。
さて、今日は10人くらいのスタッフを集め、半日程度でデコポンの収穫
皆さん黙々と収穫作業をされていて、あっという間に収穫完了です。
元々、ここは加藤さんの畑ではなかったようですが、ここの土質に目を付け
デコポン畑として開墾したそうです。
圃場を歩くとよく分かるのですが、とても柔らかく靴が土にめり込んでいき
そうな感じです。今日は特に大勢の人で踏み固められていると思うのですが
本当に柔らかいんですね。適度な水分を含む柔らかい土壌はデコポンにいいに
違いない!加藤さんはそう確信されたそうでした。
実際試食をさせてもらいましたが、食味は非常に濃厚で、酸切れも良くとても
美味でした。
これから半月以上寝かせ、十分に酸を抜いてから初出荷となります。
当店では3月の下旬以降販売させていただきます。
加藤さんが6年も待った甲斐のある味に仕上がりました。
どうぞお試しくださいませ。