こんにちは、バイヤーの河原です。
今日は加藤柑橘園の早生みかんの初入荷日、
入荷といっても、みかんが三ケ日からやってくるわけではなく
(飛んできてくれると本当にありがたいのですが。。)
たいていは私が加藤さんのところ、つまり三ケ日まで引き取りに
行きます。片道約1時間かかるため、実は結構な手間がかかっているんですよ。
今年1回目の早生みかんをいただき、仕上がり具合を確かめるため
いくつか試食をしたのですが、やはり市場から仕入れるJAみっかびの
みかんよりも何か濃厚な甘さを感じ、ほっとしました。
実は今年は例年よりも酸味が強く感じられ、当店で扱う秀品や特選品の
ミカエースでさえ、三ケ日みかんを食べ慣れていないとちょっと酸っぱいと
感じる方もいらっしゃるかと思います。
もともと、三ケ日みかんの特徴として、適度な酸味と甘みのバランスが
素晴らしいということに尽きるのですが、愛媛や和歌山の酸味がかなり
少ないみかんを食べ慣れている方には、本来的にやや酸っぱいと感じる
ようでございます。ただ甘いだけではフルーツのみならず、お菓子なども
美味しいとは感じません。ぜひとも三ケ日みかんの味わいを感じていただけると
とてもうれしく思います。
さて、本日の加藤さん、さぞ早生みかんの収穫に忙しいと思いきや
聞いてみると半分以上を収穫し、峠は越えたとのこと。
今日はネーブルの袋掛けをしているということなので、少し見学させていただきました。
園地に到着すると、大勢の方が一心不乱に袋掛けの真っ最中。
今日は17人の助っ人(パートさん)で大方やり終えるとのこと。
まだまだ、果皮はこんな感じですが、
鳥にやられるのを防ぐため果実を一つ一つ丁寧に袋掛けをするのだそう。
1本の木だけでもこんなにあるので、
まさに気が遠くなるような作業です。
収穫は来年の2月中旬以降、それまでじっくり樹に成らせ完熟するのを待ちます。
これは本当においしいので、ぜひお試しいただきたい逸品ですよ♪