フルーツShomeido スタッフのフルーツてんこもりブログ

『濃蜜青島』☆農家さんの意気込みも一緒に味わって欲しい!

こんにちは、バイヤーの河原です。 静岡県浜松市周辺では梅の花があちらこちらで見られ 季節が冬から春へと移り行く様子を梅のほのかな香りとともに 知らせてくれています。

と同時にそれは『三ヶ日みかん』のシーズンが終盤であるということ。

通常の青島みかんの入荷が終了し、『濃蜜青島』から『青島誉れ』へと 三ヶ日みかんの最終ランナーにバトンが手渡されます。

そして、本日『濃蜜青島』の入荷。

今年は、平年比100トンも少ない、200トンの入荷見込みとのこと。 つまり30%以上も出荷見込みが少ないわけで、今年は相当に出回る数が少ないです。

原因は厳しい出荷基準と気候変動が要因です。

『濃蜜青島』は、畑にマルチシートと一般に呼ばれる水を通さないシートを張り巡らし 雨水が地面に直接浸透しない状態をつくり、ストレスを与えながら栽培する方法を している畑からの出荷しか認めていません。

農家さんが一旦『濃蜜青島』を栽培すると決めたからには、出荷できるのはこの時期だけ。 特別な栽培方法だからといって収穫したすべてのみかんが出荷できるわけではなく 貯蔵中にもロスも相当発生するようです。

ここ数年の異常な気候だけでも、良質なみかんを作ることがたいへん難しくなっており その上、農家さんの経営上相当なリスクのある『濃蜜青島』の栽培、栽培園地が増えないのも うなずけます。

ただ単に期間限定・数量限定販売というのではなく、その背景も分かって欲しい 『濃蜜青島』はそういうみかんです。 赤秀だから糖度12度以上というスペックは、いったん横に置いて じっくりと味わってほしいみかんでございます。

月別カテゴリー