Shomeidoの若いスタッフ達が「ダックワーズ」「ダックワーズ」
と口を揃えて話しているのを、
《ん???何やらアヒルの話をしているのかな?》と思って
聞き流しておりました。
「これ、どうですか?」
とスタッフ門間に差し出されたのは、
外国の絵本に登場しそうなメルヘンチックな焼き菓子。
「浜松でブラッドオレンジを栽培している農園があって、
そのオレンジをバタークリームと混ぜてプラリネクリームを
作ったんです。
そのクリームをはさんだダックワーズができあがったんですよ。」
もともとその言葉を全く知らない者にとって、名前と現物を一致させるのには
しばし時間がかかりましたが、ようやく理解いたしました。
【ダックワーズ Dacquoise】とは、アーモンド風味の卵白メレンゲで作った
フランスの焼き菓子。表面がサクッと中はしっとりとした食感の
小判型の2枚の生地の間には、香り高いバタークリームがサンドされています。
どうやら、そのクリームに当Shomeidoのフルーツを使ったスイーツを
考え出した様子です。
「是非食べてみてください!」と促すスタッフ門間の横で、
早速試食いたしました。
お~!確かに「サクッ!フワッ」の食感、軽いタッチの生地と
ブラッドオレンジ入りのバタークリームがよくマッチしていて、
すごーい!美味しーーーい!
ここで、スタッフ門間からこのスイーツを作り上げるまでの
経緯をご紹介します。
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【スタッフ門間】
Shomeidoの地元浜松産の美味しいフルーツで、他にはない焼き菓子を
作りたいと考えたのが始まりでした。
どのフルーツを使うか、どんな焼き菓子をつくるか、どこのお店にお願いをするのか…
甘いものが大好きな私は、ワクワクしながら、浜松市内の農園やお菓子屋さんを
まわりました。
1ヶ月ほどして、浮上したのが浜松“スズキ農園”さんの「ブラッドオレンジ」。
ブラッドオレンジは、イタリア原産で、国産はまだまだ珍しいのですが、
高い栄養価と美味しさにより少しずつ収穫量が増えてきています。
スズキ果物農園さんでは、ビニールハウスでブラッドオレンジを
一つ一つ丁寧に育て、樹に成らしてまま完熟させてから収穫しています。
このブラッドオレンジを使ったスイーツを何とかして
作り上げたい!
お洒落なお店構えと美味しいケーキで以前から目をつけていた、
浜松市大平台の“パティスリー ラ・ヴェリテ”さんに
思い切って相談してしてみました。
オーナーパティシエの幸田シェフは、穏やかな雰囲気ですが、スイーツには
妥協を許さず、常に新しい味覚と触感の追求にこだわっています。
幸田シェフは、ブラッドオレンジの特質を見極め、
この度の「ダックワーズ」をご提案くださいました。
そして、「果実をふんだんに入れてください!」という私どもの唯一のこだわりを
お伝えした他は、ほとんどプロの幸田シェフにお任せしました。
こうして出来上がった、他にはないブラッドオレンジ入りダックワーズ。
まだダックワーズをご存知でない方も、もう存分にお楽しみの方も、
是非Shomeidoオリジナルダックワーズで、メルヘンチックな美味しさを
体験してください!
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それにしても、今まで「ダックワーズ」を知らなかった私って・・・。
世代の差か、スイーツに関する貪欲さの差か?
皆さんはご存知でしたか? 「ダックワーズ」
Shomeido実店舗店頭では、5月20日(金)より100個限定で
販売いたします!