このままで いいのだろうか?
だいすきな みかんを
ただむくだけで いいのだろうか?
もっとすてきな むきかたは
ないものだろうか・・・
(小学館「あたらしいみかんのむきかた」より)
小学4年生くらいの「むきおくん」の大晦日の一日。
「干支をすべてむく」と宣言して、妹の「むきみちゃん」とともに
競いながら激しくむいていきます。
にこりともしない、常にシリアスな表情の「むきお」、
最後の“いのしし”(難度最高)が出来上がったときは、
ちょうど除夜の鐘の音が聞こえてきた頃でした。・・・
読んでいるこちらまで、真剣になってしまうような家族のやりとりは、
工作本であると同時に、味のある絵本という感じ。
思わずどんどんページをめくってしまいました。
さてさて、私もムズムズと工作心が湧いてきて、むいてみました!
実際に始めてみると、む・むつかしい!!
本では、先に下絵(線)を書いておいて切っていくのですが、
その線がものすごくヤヤコシイので、私はいきなりナイフを入れていきました。
↓ ↓ ↓ へびが出来上がりました!
そして、やってみると、その奥深さに夢中に!
ひとつの丸いみかんの皮を無駄なくカットし、平面に切り出すという
まさに『みかんの皮アート』。
“ う さ ぎ ”
“ 馬 ”
私の場合は、難易度が上がると、やはりお手上げ。
この3つで十分満足でございます。
「むきおくん」と言えば、その後、お正月に
友達の「のぶむきくん」に更なるみかんの皮アートを披露。
“つる”“わし”など次々と大作を完成していきますが、
「のぶむきくん」が要求する“龍”には手が届かず(?)。
(先の十二支の中の龍は、妹の「むきみちゃん」がむきあげていたのです・・・。)
「むきおくん」の“龍”が完成する頃には、第二巻が発行されるのかな?
お楽しみに♪