こんにちは、バイヤーの河原です。
今、正直言って忙しくありません!(こんなこと言っちゃいけないけど)
なぜって、11月8日になっても三ケ日みかんがないからなんです。
市場もがら~んとしてて、活気もないように感じるくらいです。
加藤柑橘園の加藤さんでさえ、初出荷がこんなに遅いのは記憶にないなんて
おっしゃるような状況で、はっきり言って異常事態です。
なぜ、こんなことになってるのかと言いますと
まず、今年はいわゆる[裏年]であるためみかんそのものの数が少なく
昨年の早生みかんは9,000トン程度の出荷量であったのに対し、今年は
8,000トンをかなり下回りそうな状況ということです。
次に、雨が欲しいときになく、酸味の抜けがいつもより遅いため
ぎりぎりまで樹に成らせつつ、酸味を和らげていく手法を皆さんが
選択したためのようです。
三ケ日みかんは、もともと他の産地(愛媛や和歌山など)と比べると
しっかりした酸味が感じられるのが特徴で、初出荷直後のものは私でさえ
酸味が強いかなと思う時もあるくらい。
でも今年は、じっくりと焦らず樹上で完熟させてからの、まさに
【満を持しての出荷】であるため、間違いのない品質であることを
期待しています。
JAみっかび・柑橘課長の河西さんの話によれば、本日の通常商品の
トップグレード・【秀品】の発生率はわずかに12%程度とのこと。
選び抜かれたエリートの実力、是非ともお試しいただきたいものです。